フランス・ギャルやシャンタル・ゴヤを発見すれば、当然フレンチ・ポップに更にキュートな逸材が埋もれているんじゃないかと躍起になって探索するのが男心というものでしょう。ところが、ところがです。自分の好みにピッタリ来る女の子はそう簡単に見つかるものじゃないんですね。フレンチ・アイドルを探求すればするほど、フランス・ギャルやシャンタル・ゴヤが如何に貴重な存在か思い知らされることになります。今回は60年代のイェイェと呼ばれるフレンチ・ポップの代表的な女性歌手を中心に紹介しながら、そのあたりを浮き彫りにしたいと思います。
先ずは、もしかしたらフランス・ギャルよりフレンチ・アイドルとしては知名度のあるシルヴィ・ヴァルタンです。アイドルとしては申し分のない可愛らしさ(Skipperはご愛嬌!)ですが、フランス・ギャルの子供っぽさに比べ、ちょっとお姉さんな感じがします。この曲はとても好きですが、彼女は低めの声で、またかなり鼻にかけた歌い方なので、残念ながら乙女の世界という感じではないですね。
続いてはフランソワーズ・アルディ。とてもきれいな方ですが、やはり乙女という感じではありません。歌声もとても大人です。シルヴィ・ヴァルタンよりはかなりあっさりと歌っていますが、独得の翳りというか哀愁というか、そういったものを声そのものに宿しているように感じます。
次はシェイラです。彼女はイェイェのスタンダード型ともいえる存在で、米英のガール・ポップをそのまま踏襲して、後のイェイェ・ガールズたちの手本となっています。今回そういう人たちも紹介しようかと思いましたが、どれもこれも似たり寄ったりで、音楽的にも見た目的にもこれはという逸材が見当たらず、代表してシェイラだけにしました。曲の方はというと、学校が終わった!放課後を楽しもう!みたいなノリの曲で、フランス・ギャルに近いテイストもありますが、ちょっと大味で乱暴すぎます。また歌い方もぶっきらぼうな感じで、見た目も爆発したような髪型のせいか、かなりおばさんチックでちょっと笑えます。
次はブリジット・バルドー。彼女はもともと女優ですが、60年代には歌もたくさん録音しています。まあセクシー&コケティッシュ路線なのですから当然乙女の純情とは縁遠い世界です。音楽そのもはヒップでカッコいいと思います。
次はジェーン・バーキン。シャルロットのお母さんです。こう見るとやはり似てますね。彼女こそセルジュのロリータ幻想の起爆剤だった訳ですが、歌い方も含めてあまりにもあざとすぎて、このシャツのはだけ方を見ても主張が強すぎてちょっと引きます。
続いて時代は飛んで、80年代フレンチ・アイドルのリオです。彼女はベルギー出身ですがフランス語圏なので、フレンチに分類されています。80'sをリアルタイムで生きたものにとっては、このチープさとイミテーションっぷりは非常に懐かしい感触で、リオ本人の魅力も含め結構ツボです。当時彼女は17歳くらいですが、下着姿でやけくそ気味に歌う姿には天性のロリータ素質を感じます。
次は90年代のヴァネッサ・パラディです。彼女は80年代の終わり頃にデビューしましたが、当初はもっと80'sっぽい垢抜けない感じでしたがこの曲で大変身してブレイクし、90年代以降のロリータ・スタイルの基本となりました。
最後は2000年以降のアリゼです。デビュー曲は「Moi..lolita(私は…ロリータ)」で、もうそのまんまです。それにしてもこのむちむちプリンぶりはどうでしょう。時代の移り変わりというか、純情可憐なアイドルのイメージとはかなりかけ離れたものになってしまいました。曲そのものは結構好きだったりしますが。
さあ〜て、じゃあ、フランス・ギャルでも聴こうかな。











