2009/01/06

映画『パーティー』のクロディーヌ2




 前回紹介した時に映画の内容はどうでもいいなんて言いましたが、DVDが安くなっているので買ってちゃんと見てみました。ドタバタ・コメディーのお手本みたいな映画で、こういうハリウッド映画は基本的に興味なしなんですが、それなりに楽しめました。ピーター・セラーズの小ネタっぽい笑いのセンスがGOODで、思わずにやけるシーンが結構あります。また、映画本編とは関係ないですが、オープニングのタイトルのフォントやカラーリングがすごくオシャレで、それも気に入りました。1968年の映画ですから、当然サイケというかそういう影響もあって、ピーター・セラーズの役どころがインド人で、冒頭でシタールなんか弾いてるっていうのも頷けます。ヒンドゥー語訛りの英語って云うのも、私にはよくわからないですがきっと上手いんでしょうね。本編の殆どがスタジオに作ったパーティ会場になっている大邸宅のシーンで、ロケは殆どなしで映画一本作っちゃうんだから、60年代の映画のパワーを感じますね。関係ないけど、シチュエーションとしては、私の大好きな小川ローザが、唯一出演したTVドラマ『Oh!それ見よ』のセット撮影に近いノリを感じます。(知らない人すいません。)
 さて、それはさておきクロディーヌです。この映画では準主役、主役のピーター・セラーズの相手役という扱いですから、当然出演シーンもたくさんあります。ファンとしてはそれだけでももう充分なのですが、その歌声も然ること乍ら喋り声もかなりいけてます。可愛いです。もちろん見た目や仕草も最高で云うことありません。役どころは現実と同じようにフランス出身の新人女優ということで、このパーティは映画会社の社長かなんかが主催のものなので、つまりはそこに売り込みに来た(来させられた)という設定になっています。例の挿入歌の「Nothing To Loose」は、その映画関係者に聴かせるために(つまりオーディションのようなもの)歌っていたんですね。インド出身でハリウッドで苦労しているバクシ氏とは、同じように外国出身ということで気が合い、パーティーで浮いていたバクシ氏に同情しつつ次第に惹かれていきます。
 掲載した映像は、映画のエンディング近く、すでにパーティーが大混乱の終焉に向おうというところです。最初クロディーヌの衣装は黄色いミニのドレスでしたが、プールに落ちたバクシ氏を助けるために飛び込んだので、服が濡れてしまい…というところです。ちょっとセクシー・ショットですね。クロディーヌはこの時26歳ですが、今となっては本当に貴重な映画出演で、40年経った今でもこうして若く美しい彼女の姿を見ることが出来るのは本当に幸せなことです。

 最後に前回の訂正。この映画の挿入歌である「Nothing to loose」の初CD化は、Verveの『Jazzclub』という廉価版シリーズだとお伝えしましたが、実はその前にCD化されてました。それはこの映画のサントラ盤CDで、2004年にフランスでリリースされたものにボーナス・トラックとして収録されていたのです。これはフランス盤のみの収録で、他国のCDには収録されていません。このCD、現在は廃盤のようで、危うく私もとり逃すところでしたが、然る筋に依頼して近日中に入手予定です。クロディーヌがフランス人だから、フランスのRCAが気を使ってクロディーヌのボーカルヴァージョンを追加収録したのか、詳細はまったく不明ですが、贅沢を言えば映画の中で流れる別ヴァージョンも入れて欲しかったですねぇ。

『The Party [Soundtrack]』