2009/04/05

フランス・ギャルの修業時代(後編)


 昨日に続いて、早速今度はAtlanticとPathe時代の作品を見ていきましょう。まずはAtlantic時代ですが、ここではシングル盤を2枚出したのみです。最初のシングルから「C'est cela l'amour」と「L'ete」。





 面白いですねえ。LA COMPAGNIE時代の音源と比べて、明らかに70年代の音になっているというか、ソフト・ロック、AORなんていうのが頭に浮かぶような作品になっています。続いて「Caméléon, caméléon」と「Chasse-neige」のカップリング。





 以上の2枚のシングルでAtlantic時代は終わり、続いてはPathe時代に移ります。先ずは「Frankenstein」と「Les petits ballons」のカップリング。





 「Frankenstein」は聴いて頂ければわかる通り、セルジュ・ゲーンズブールの作品です。相変わらずのワンフレーズ仕立てですが、ノスタルジックでメランコリックな雰囲気と独得の言葉遊びはこの曲でも発揮されています。続いては「5 minutes d'amour」と「La quatrieme chose」のカップリング。





 「5 minutes d'amour」は以前も紹介しましたので、今回は珍しいイタリア語ヴァージョンを取上げてみました。B面の「La quatrieme chose」とあわせて、この時期のフランス・ギャルの言わば頂点の作品です。続いては「Par plaisir」と「Plus haut que moi」のカップリング。





 「Plus haut que moi」の映像を見ればお分かりの通り、もう完全に大人の女性です。この後、Patheでの最後のシングル「C'est curieux de vieillir/Le lache」をリリースしてこの長きに渡った修業時代は幕を閉じます。そして、フランス・ギャルはミシェル・ベルジェと出会い、女性としてもアーティストとしても大きく成長していくのでした。

☆France Gall Atlantic/Pathe Discography
C'est cela l'amour/L'ete ATLANTIC 10.023(1971)
Caméléon, caméléon/Chasse-neige ATLANTIC 10.097(1972)
Frankenstein/Les petits ballons PATHE 77.928(1972)
5 minutes d'amour/La quatrieme chose PATHE-EMI 2[C006-12348](1972)
Par plaisir/Plus haut que moi PATHE-EMI 2[C002-12480](1973)
C'est curieux de vieillir/Le lache PATHE-EMI C[C008-12739](1973)