前から気になっていたのですが、YouTubeで"Margo Guryan”と検索すると引っかかってくる女の子です。素人さんですが、なかなかかわいらしい女の子で、プロフィールを見ると、24歳のスペイン人、マーゴのことがとても好きな方のようです。ソフト・ロック・ファンならまだしも、一般的な音楽ファンの間では知る人ぞ知るマーゴでしょうから、スペイン人の若い女性がマーゴにリスペクトというのもちょっと意外な感じがします。で、実際の歌の方はと云いますと、スペイン語訛りの英語はご愛嬌、残念ながらウィスパーではなかったですが、拙い子供っぽい歌いっぷりにはそれなりに好感が持てます。バックのピアノ演奏は、上手いんだか下手なんだか、ミスタッチも多いし、ペダル踏みすぎですよ。「Someone I Know」は、バッハの「主よ人の望みの喜びよ」のメロディーが交錯する、まるで映画のエンディングシーンのように感極まる名曲ですが、まあ恐らくこれが世界で唯一のカバー・ヴァージョンでしょう。
続いては「Timothy Gone」のカバー。渋いとこ突いてきましたね。これまた世界で唯一のカバーでしょうねえ。この曲は『Take a Picture』のCDのボーナストラックとして収録されていたデモ曲ですが、その後、デモ曲を集めた『25 Demos』にも収録されています。それにしてもYouTubeにはこうした素人さんがお家で歌った映像というのが結構あって、プロとか、インディーとか、素人とか、音楽の表現の境界線がますます曖昧になってきました。
さて、彼女、マーゴが好きならクロディーヌはどうかな?と思ったら、続いてのカバーは「Love is Blue」でした。やっぱり同じようなものを好きになるんですねえ。ただしこのカバーは英語なので、クロディーヌのフランス語版とは微妙に違います。スペインはフランスのお隣りなんだから、フランス語は出来ないのかなあ(と、勝手な希望)。「恋は水色」を英語で歌ったのは誰だっけ?
で、もって、クロディーヌからアストラッドっていうのも自然な流れで、最後は「イパネマの娘」です。歌い方も歌声も歌のテクニックもこの曲が一番いいかもねえ。スペインとブラジルって何となくイメージ似てません?—どっちも情熱的な感じの濃い感じでね。Liaさんはどちらかと云えばおすましでクールな感じですが、虚脱感さえ感じるダウナーな彼女の歌声には、ボサ・ノヴァが一番似合っているかもしれません。次のUPを期待してます。
